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AppleシリコンMacでUTMを使ってCentOS Stream9をインストールする方法【初心者向け完全ガイド】

 はじめに

こんにちは!だいちです!

現在、M1 MacBook Airを使用していますが、VagrantとVirtualBoxを使ってCentOSをインストールしようとしたものの、うまくいきませんでした。そこで代替案を探していたところ、UTMを利用した方法にたどり着いたので、その記録を残します。

この記事では、「AppleシリコンMacでUTMを使ってCentOSをインストールする方法」を初心者向けにわかりやすく解説していきます。Appleシリコンチップ搭載のMacで仮想化環境を構築したい方は、ぜひ参考にしてください!

CentOSとは?

CentOSは企業やサーバー管理者にも広く利用されているLinuxの一種で、特に安定性とセキュリティが重視されています。無料で利用できるオープンソースのOS(オペレーションシステム)です。
詳しくはこちらから調べてみてください。

UTMとは?

UTMは、M1やM2といったAppleシリコンチップで動作する仮想環境を作成できるアプリケーションです。
詳しくは公式ドキュメントからご確認お願いします。

それでは環境構築を始めていきましょう!

ステップ1:UTMをインストール

まずは、UTMをインストールします。UTMはApple Siliconチップ対応の仮想マシンアプリで、AppleシリコンチップのMacに最適化されています。

1. UTMの公式サイトにアクセスし、最新版をダウンロードします。
ダウンロードはこちらから

2. ダウンロードしたファイルを開き、UTMアプリケーションを「アプリケーション」フォルダにドラッグしてインストールしてください。

ステップ2:CentOSをダウンロード

次に、CentOSのISOファイルをダウンロードします。仮想マシンのインストールにはこのISOファイルが必要です。

1. CentOSの公式ダウンロードページにアクセスし、CentOS stream9をダウンロードします。

今回は、ARM64 (aarch64)をダウンロードしていきます

AppleシリコンのMacはARMアーキテクチャに基づいているため、ARM64対応のLinuxディストリビューションを選ぶことで、より効率的に動作し、パフォーマンスも最適化されます。

ステップ3:UTMで新しい仮想マシンを作成

UTMを使って、ダウンロードしたCentOS ISOファイルを元に仮想マシンを作成します。

UTMで仮想マシンを作成する際、「エミュレート」と「仮想化」の選択肢があります。M1 Macでは通常「仮想化」を選択することで、ARMアーキテクチャに最適化されたパフォーマンスを実現します。しかし、この後行われる処理でうまく動かなかったため今回は、「エミュレート」を選択しました。

オペレーティングシステム

オペレーティングシステムは「Linux」を選択

UTM設定画面の画像

起動ISOイメージ

起動ISOイメージに先ほどダウンロードしたCentOS Stream9を選択

UTM設定画面の画像

ハードウェア設定

アーキテクチャはARM64(aarch64)を選択してください。
システムはQEMU7.2 ARM Virtual Machine
メモリは自由ですが、2048MiB(2GB)以上を推奨します。
CPUはデフォルトの設定で2コア割り当てられるのでデフォルトの設定でいいと思います。

ストレージ

ストレージは64MiBに設定

共有ディレクトリ

共有ディレクトリを設定することで、仮想マシン内とホスト(Mac)側のファイルを簡単にやり取りできるようになります。以下のような場合には、共有ディレクトリの設定が役立ちます。今回は設定しないで進めていきます。

概要

名前を自由に設定してください。今回は「MyCentOS」という名前に設定しました。
名前を設定したら保存ボタンを押してください。

CentOSインストール

サイドバーに作成した仮想マシンの名前が表示されたら、そちらから再生ボタンを押します。

インストールの初期画面
選択肢 説明
install CentOS Stream9 メディアのチェックせずにインストールを開始
Test this media & install CentOS Stream9 メディアをチェックしインストールを開始
Troubleshooting トラブルシュート用。メモリやテストレスキューモードの起動に利用。

「Troubleshooting」以外の選択肢でインストールを開始できます。今回は2番目の「Test this media & install CentOS Stream9」を選択肢インストールしました。

インストールが完了すると言語の選択画面に遷移します。

インストールの概要

下記の画面に映ったら、次にインストール先の設定をしていきます。

「インストール先」の設定をしていきます。ローカルの標準ディスクを選択して「完了」を選択します。

rootパスワードとユーザー作成を行うと、インストールの開始ボタンが青色になるので、インストールを開始してください。

インストールが完了したら、再起動を行なってください!
再起動を行うと以下の画面に戻るかと思います。

この画面に戻ったら左上の電源ボタンを押して閉じる。

インストールを終えたので、CD/DVD項目で選択しているISOパスは削除してください。
空になったらもう一度再生ボタンを押すと、先ほど作成したアカウントでログインできる用になります!

まとめ

今回はUTMを使用してCentOSをインストールする方法について解説しました。少しでも参考になれば幸いです!

次回は、作成した仮想マシンにSSH接続し、LAMP環境を構築する手順について解説予定です!それではまた!

 

 

 

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daichi
介護士からWEBエンジニアに転身しました。 主にRubyを学習中です。WEBエンジニアとしての学びや日々の成長を発信していきます。
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